■初めての「はり治療」



当社の平均年齢は意外と高い。
それはともかく。

先日、大台に乗った記念という訳ではないが、初めての
「はり治療」に行ってきた。
肩甲骨部分がはって痛く、首が回らなくなったので、
近所で評判の「はり」の先生にお願いに行ったのである。

そこでワタクシは「魔法使い」に出会った。

まず、両の手首で脈(?)を取り、それだけで身体の中の
良いところ、気をつけたほうがよいところ、さらには食事の
嗜好まで言い当てられる。
ナゼそこまで判るっ?!という勢いだった。
べらべらと立て板に水の様に。

単純であるがその時点で全幅の信頼を寄せてしまった。
「この先生にまかせておけば大丈夫!」という心持である。
すでに術中におちていたといっても良い。
そして何分にも初めてのため、若干の説明を受ける。

その際、「ごくまれに痛点に入って、えもいわれぬ激痛が襲う事が
ありますので、その場合は早めに伝えて下さい」と注意を受けた。
「えもいわれぬ激痛」が襲った場合、そんな悠長に伝える事が
可能かどうかはともかくとして、すごく気になったのはそれをとても
楽しそうに言われた事。
「まあ、めったにないですけど」とまで言われてしまうと、それって
どんなカンジ?と体験したくなるから不思議だ。

ともあれ針はすべて無事刺さり、本来であれば1〜3時間このままで
あるが今は時間短縮で電気を併用します、との説明とともに通電開始。

これがものすごく面白かった。
大変恥ずかしいが、針を刺したまま大笑いした。
自分の意思に関係なく両肩の筋肉がピクピク動くのは何とも
いえない妙な感覚でとにかく笑えた。

針の後のマッサージでもさらに大騒ぎをしてしまったが、
魔法使いは寛大だった。
「叫んでも暴れてもいいですよ、止めませんけどね」と、やはりとても
楽しそうに言っていた。

全てが終わり帰途に付く頃にはなにやら世界が明るく見え、
1〜2日後には首も回るようになり、背中の痛みもすっかり取れた。
初めてでもあり、実は相場をよく知らないが、想像していたよりは
安かった様に思う。
でも針の本数によって価格が変わるそうなので、ワタクシの「コリ」は
まだまだカワイイ部類だったのかもしれない。

通うのはさすがに贅沢ではあるが、また首が動かなくなったら
すみやかに魔法使いに会いに行こうと思う。


Y.D

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