■クラクションの話

通勤中とても気になるのが「タバコのポイ捨て」。
どうにかならないものだろうかアレは。
キミたち、道路は灰皿じゃないぞ!と言いたいが
強面のおニィちゃんにそう言える度胸の一般民間人は
そんなにたくさんいないと思われる。
密告制度をぜひ作って欲しいと思うがどうだろう。
ナンバーを控えて今コイツが捨てました!とか。
証拠がないからダメか?
それなら写真を一緒にとるのはどうだ!
密告センター直通にそれがに転送されるのはどうだ!
そんな事を考えてウサを晴らす日々であるが。
クラクション鳴らしてみたところで刺されそうだし今の世の中。
そもそもワタクシはクラクションを鳴らすのが下手である。
今より一代前の車から鳴らせなくなった。
なぜなら。
「ハンドル部分にエアバッグが詰まっているから」である。
ハンドル叩いたらエアバッグ開いちゃいそうで怖くて叩けない。
そんな訳あるはずないじゃん!とおそらく誰もが言うだろう。
あったらどうする。
なので悲しい話がある。
その日、帰りに駐車場でたまたま社長と会い、お疲れ様!と
爽やかに車に乗り込んだ社長はさらに颯爽と愛車を発進させ、
その際「パパッ」と大変軽やかにクラクションを鳴らした。
そう、ワタクシだってカッコ良く決めたかったとも。
社長が駐車場を出て行ってしまった後も、ワタクシはひたすら
ハンドルをタスタスと叩いていた。
でもどうしても。どうしても!
出てきちゃう気がして仕方ないんである。
エアバッグが。
だからいつまでもタスタス叩き、誰もいなくなった暗い駐車場で
とても悲しくなった。
「この車のクラクションは壊れていて鳴らない」
ワタクシはしばらくの間、家族にもそう言い続けていた。
ごく最近の事になるが、帰宅途中前の車がずっと時速30km程で
走り続け、挙句に青信号で停車してしまった時があり、今鳴らさず
いつ鳴らす!(なぜなら後ろの車が怒りのオーラを発している)
という場面で、めでたくクラクションは鳴った。
だがその時の決死の覚悟は今思い出しても大変なものだった。
ごく一瞬の間にエアバッグにつぶされ大怪我、の新聞見出しまで
見えたと考えて頂きたい。
しかしながら、クラクションが鳴らせたのは我ながらうれしかったらしく
家にたどり着いたとき、「プッ」と鳴らしてみた。
そして用も無いのに鳴らすな!と家族に怒られた。
それ以後鳴らしていないので多分もう鳴らせない。
カッコよくクラクションを鳴らし走り去る事は当分無理な様である。
Y.D
戻る